こんなにキレイなマルメロシロップができました

蓼科手しごとシリーズ第1回目『マルメロのシロップ作りを楽しむ』

参加してくださった皆さま、雨の中ありがとうございました!
あっという間の2時間、楽しい会になりました♪

今日のニュースで諏訪市役所の方々がマルメロを収穫していましたね。

この日のマルメロも2日前に収穫したばかり。こんなにキレイでいい香り。

 

まずは皆でマルメロのうぶ毛をとることから始めます。
マルメロを洗ってしまうとうぶ毛が取れなくなってしまうそうです。
なので洗う前にティッシュペーパーでこすってうぶ毛を取ります。

このうぶ毛があるのがマルメロ。かりんには生えてないんです。
作業をしながらマルメロとかりんの違いを講師の方に教えていただきます。

うぶ毛を取ったら洗って切ります。

硬いので気をつけて!と説明を受けて皆で切ってみます。

マルメロは硬いこともあって扱うのを敬遠されるようになってきているそうです。

皆で手をケガしないように気を付けながら切ります。

今回はうぶ毛をしっかり取っているので皮は剥きませんでした。

芯のところが特に硬いので芯のあたりの白いところはしっかり切り落とします。
切っているだけでいい香り~♪

この鍋のマルメロは先生が前の日に切って砂糖をまぶしておいたもの。

マルメロからエキスがたくさん出てきています。

今回は切ったばかりのマルメロをすぐに煮込むので水分が
足りないため砂糖の他に白ワインを入れて煮込みました。

先生の鍋は煮詰めていくとこんな感じ。

 

マルメロの水分以外には何も入れていないので100%マルメロエキスです。 どんどんいい香り~

皆さんが切ったマルメロは白ワインを加えて煮詰めていますがこちらもいい香り。

30分位、焦げ付かないように火力を調整しながら煮詰めて出来上がり。
色止めをしたかったら塩をひとつまみ入れますが家庭用だったら必要ないそうです。

いい香りでいっぱいの店内、シロップを味見してから
今度は煮えた果肉を試食。
焼きたてのスコーンにつけて食べたみたり(^^)/

プレーンスコーンにぴったりかも~ これメニューにしてくれます?
とのお声もあって嬉しい(^^)/

最後に瓶に詰めて終了。

一昨日まで木に生っていたマルメロ。今が一番美味しいそうです。
後半のマルメロは水分が少なくなってくるので今がいいですよ~とのこと。

マルメロシロップ作りにはいろいろな方法があるのでご家庭に合ったやり方で作ればいいそうです。今回は一番簡単に、美味しく、すぐに食べられる方法を教えていただきました。

できれば前の日に切って砂糖をまぶしてマルメロエキスがたっぷり
出てから煮た方がいいですね。
効能が一番あるのは実の部分なのでシロップだけではなく実も使うといいとのことでした。

煮たマルメロの実はピンクでキレイでリンゴの様な食感。ヨーグルトに入れたり、紅茶に入れたりいろいろ楽しめそうです。

シロップを作りながら、マルメロ農家さんのご苦労、生産農家さんがだんだん減っていること、マルメロの効用などなどいろいろなお話を聞くことができました。
皆さんからもいろいろ質問が出て活気のある会になりました!

うぶ毛を取ったり、硬いので切るのが大変だったり・・
でもこうして手をかけて作っていくのが「手しごと」なんですよね。

昔から、この時季にマルメロを仕込んで砂糖漬けにして、2か月後の風邪が流行る頃に砂糖漬けが食べられるようになる。そしてマルメロのエキスを飲みながら春を待つ。

先人の知恵、工夫がいっぱいの手しごとって素晴らしい。

信州ならではの手しごと。「せっかく信州にいるのだから」いろいろ
知りたいな、教えていただきたいなと思います。

次回は11月26日に野沢菜漬けを教えていただく予定です(^^)/

☆ 今回のマルメロシロップ ☆

・マルメロ 1キロ
・砂糖  500グラム
・塩ひとつまみ(途中で入れます) 色止めのために入れるので入れなくても可
・香りづけにブランデーなどを少々(なくてもOK)

 

 

 

 

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